終身保険の設計時に考えるポイント
Category: Blog, 日本経済, 生命保険, 資産運用 | Posted: Last Update:
保険設計時は、これまで上げたメリットと、デメリットを受け入れて、どのようにしたら、リスクを最小限にできるか考えて、保険を設計することが大切です。 その上で納得できるプランが、あなたに合った「オーダーメイドプラン」になります。
長期払込の終身保険
以下のようなイメージです。
低解約返戻金型の場合
終身保険のメリット
*生命保険(死亡・高度障害)の保障がある
*身体障害状態になったら、保険料の払込が免除される。
(免除=保険会社が代わりに払ってくれる→解約返戻金は積み上がって行く。)
*払った保険料が掛捨てにならない。
*銀行預金より高い積立利率
*解約返戻金から契約者貸付を受けれる。
*長期に渡り計画的にお金をコツコツ積立てしていける。
*途中で払込が困難になった場合は、払い済み保険に変更できる。
終身保険のデメリット
*保険料が割高
*長期の払込をする場合、インフレリスク(お金の価値が下がる)がある。
*払込期間中に保険料を払えない状況になってしまった場合、解約をすると、元本割れする。
低解約返戻金型のメリット
*低解約返戻金型を選択すると、割安な保険料になります。
*払込終了時の「解約返戻率」は低解約返戻金型の方が高くなる。
低解約返戻金のデメリット
*払込期間中の解約返戻金が低く設定されているため、流動性がとても低くなる。
*払込期間中の解約返戻金が低く設定されているため、契約者貸付が受けられる額が少なくなる。
ドル建てのメリット
*予定(積立)利率が円建てに比べてとても高い
*予定利率が高いため、大きな保障をより割安な保険料で確保できる。
*通貨分散して、インフレリスクに備えることができる
ドル建てのデメリット
*為替リスクがある
(払込時:ドル建て保険料を円入金すると、為替によって入金額が変動する)
(払込終了後:為替の変動によって保障や解約返戻金の価値が変動する)
*保険料がドル建ての場合、ドルコスト平均法じゃない
積立利率固定メリット
*デフレ局面において、市場の金利が下がった場合でも、積立利率が固定されているので、お宝保険になる。
積立利率固定デメリット
*インフレ局面においては、市場の金利が上がっても、積立利率が変わらないので、損をしている気分になる。
積立利率変動メリット
*インフレ局面において、積立利率が変動してくれるので、積立利率の良い保険に入り直す必要がない。
積立利率変動デメリット
*デフレ局面において、積立利率が下がってしまう可能性がある。(最低保証利率まで)
保険設計時は、これまで上げたメリットと、デメリットを受け入れて、どのようにしたら、リスクを最小限にできるか考えて、保険を設計することが大切です。
その上で納得できるプランが、あなたに合った「オーダーメイドプラン」になります。
次回は、「リスクを最小限にする方法」を説明します。
次回に続く
Share
Related Posts