日本の財政ってこんな感じ 2017

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「これからの日本のために財政を考える」 今回は、日本の財政について財務省が定期的に作っている資料をもとに説明してまいります。

「これからの日本のために財政を考える」

今回は、日本の財政について財務省が定期的に作っている資料をもとに説明してまいります。

まず、歳出と歳入のグラフを見比べてみてください。

国の歳出(年間支出)予算の構造

国の歳入(年間収入)予算の構造

歳出の社会保障費32.5兆円。全ての支出の3分の1が社会保障費です。
*社会保障とは、私たちが安心して生活していくために必要な
「医療」「年金」「福祉」「介護」「生活保護」などの公的サービスのことです。

*地方交付税交付金とは、地方自治体の収入の格差を少なくするために、
交付される資金のことで、財政基盤の弱い自治体に配分し、
自治体間での財政格差を補うことが目的です。

公共事業費、文教及び、科学振興、防衛、その他・・と続きますが、
国債費というものが目立ちます。

これは何かというと、国の借金の返済のことです。

23.5兆円・・・毎年、相当な金額の返済に追われています。
この内訳ですが、国債の債務償還費が13.5兆円 借金の利息の支払い額(利払い費)は、なんと10兆円・・・・
なんだか、リボ払いみたいですね・・・これじゃあ、なかなか減りません。

歳入を見てみると歳入の公債金34.4兆円と3分の1を占めているものがありますが
これも借金です。
まるで、多重債務者ですね。

社会はデフレになり、税金等による収入が少なくなっているのに、
少子高齢化が進み、働くき納税する世代が減り、
社会保障費がどんどん膨れ上がってきています。

日本の未来はどうなってしまうのでしょう。

税収というのは、所得に対する割合でかけられていますので、
デフレで給料が増えなければ、増えません。

・・・となると、税収を増やすには増税しかない??。

なので、政府は消費税増税とか、いろいろ増税のことを国民に求めます。
この財務省の資料も「こんな状況なんだから、増税しても仕方ないだろ!」というような意図が垣間見れます。

しかし実際、税率をアップさせると、さらに消費が冷え込んで、経済も冷えてしまいますね・・

どのようになっていくか、先行きが見えない昨今。

我々日本国民は、自助努力というものが必要になってきました。

次回に続く

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