ドルコスト平均法

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投資の3つの分散「通貨分散・時間分散・資産分散」 投資運用方法のドルコスト平均法。 特徴や効果を正しく理解して、活用しましょう。

投資の3つの分散「通貨分散・時間分散・資産分散」

投資運用方法のドルコスト平均法。
特徴や効果を正しく理解して、活用しましょう。

ドルコスト平均法=定額積み立て

毎月、○万円ずつと決めて、
ドル(外国通貨)や金融商品(投資信託)をコツコツ購入して積立ていく方法です。

投資初心者が投資をスタートする時には是非しっかりと理解しておきたい。

プロでさえ、購入のタイミングや金額の判断は難しいものです。
しかし、ドルコスト平均法を使えば、難しく考えずにすみます。

例えば、毎月2万円と決めます。

1回目:1$/111円 2回目:1$/110円 3回目:1$/108円 4回目:1$/113円 5回目:1$/118円 6回目:1$/122円 
7回目:1$/114円 8回目:1$/110円 9回目:1$/106円 10回目:1$/102円 11回目:1$/103円 12回目:1$/108円

上記の様な為替の動きの場合、毎月2万円で交換できるだけドルに変えていくので、
円高ドル安の時は多く交換、円安ドル高の時は少しだけ交換

1回目:$180.18 2回目:$181.82 3回目:$185.18 4回目:$177 5回目:$169.49 6回目:$163.93 
7回目:$175.44 8回目:$181.82 9回目:$188.68 10回目:$196.08 11回目:$194.17 12回目:$185.18

1年間で $2178.97 のドル資産を保有できました。

ドルコスト平均法を使った場合  $2178.97  (平均購入価格:1$/110.14円)
1回目に24万円ドルに替えた場合  $2162.16 (購入価格:1$/111.00円)
6回目に24万円ドルに替えた場合  $1967.21 (購入価格:1$/122円)
10回目に24万円ドルに替えた場合  $2352.94 (購入価格:1$/102円)

上記のサンプルで、一番底円高・ドル安になる時期が予想できるなら、10回目に購入すれば
一番少ない円でドルを保有することができます。

しかし、未来がしっかり予想できる人はそうはいません。

上記の一覧の様に、過去のデータになってしまえば、10月にで替えれば良かった。

と簡単な様に思えますが、10回目の時、「もっと円高になるんじゃないか!」とチャンスを逃す方がほとんどです。

ただ、為替手数料や、収納手数料や、割引等も加味しなければならないので、この通りではありませんが、
大切なのは、インフレが懸念されるこれからの時代は、投資(資産の分散)を始めること。

投資で失敗しない為には、ルールを決めて少しの変動に動揺しないこと。
毎月購入するのがなんだか勿体無い気がする方は、105円を切ったら必ず替えようとか、自分なりのルールを作って、
しっかりとそこで行動すれば良いのです。

「そんなのめんどくさい」という方は、保険や投資信託などで、自動で毎月引かれる様な仕組みを作るところから始めてみてはいかがでしょうか?

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