市販薬の闇と真実(目薬編)

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ドラッグストアって色々な商品が置いてあってとても楽しいですよね! ワタシもドラッグストアに入ると、つい色々と物色してしまいますが、最近は薬は一切買わなくなりました。 それは、対処療法に頼ってしまうと、薬がなくてはならない […]

ドラッグストアって色々な商品が置いてあってとても楽しいですよね!

ワタシもドラッグストアに入ると、つい色々と物色してしまいますが、最近は薬は一切買わなくなりました。

それは、対処療法に頼ってしまうと、薬がなくてはならない体になってしまうことを実際に経験して、よく研究したからです。

10代〜20代、大好きだった目薬

ワタシは視力が極端に悪く、高校2年生の時にバイト代でコンタクトレンズを買ってから、ずっとコンタクトレンズと付き合ってきました。

ファーストフード店の社員時代、その長時間の勤務時間と、若い頃の不規則な生活スタイルはコンタクト利用者にとっては徹底的に目をいじめる日々でした。

ワタシはドラッグストアで目薬を選ぶのがとても好きでしたし、様々な目薬を注し倒しました。

目を洗うアイボンなど、もやり倒しました。

使い倒した結果、ほとんどの市販の製品は症状を悪化させるという結論にたどり着きました。余計に辛くなり更に製品を求めると言う負のループです。

現在の、ワタシは目薬やアイボンは、ほとんど使うことはありませんが、花粉の季節ゆえ、多くの方が目薬のお世話になるかと思いますので、シェアします。

目薬の危険な成分

血管収縮剤:塩酸テトラヒドロゾリン

これは充血を抑える効果があるとされていて、点眼するとすぐに効果を感じることができます。しかし、反動で点眼前より悪化してしまいます。

これは、消費者が効果を実感しやすいようにするために入っています。

実際、点眼後、しばらくすると点眼前より悪化しますが、当事者は自分が疲れているんだろうと思うので、まさか目薬のせいだとは思いません。

その他、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリンなど

防腐剤:ベンザルコニウム塩化物やホウ酸

防腐剤が入っていると防腐剤がレンズに吸着して濃度が高まり、角膜との接触時間が長くなることで角膜を痛める恐れがあります。

特にコンタクトレンズ用の目薬では、防腐剤フリーを選びましょう。

清涼剤:L-メントールやDL-カンフル

キターーーーーー!って清涼感、大好きで何度も点眼したくなりますが、ちょっと待ってください!目に刺激を与えて反射で涙が出やすくなり、涙をとどめておくための油分が流れやすくなると考えられています。

アイボンが目に悪いと言う都市伝説

アイボンが良くないと巷では言われていますが、ワタシも同感です。なぜなら、洗いすぎてしまうからです。

あの清涼感がなんとも気持ちよくてやり過ぎてしまい、結果として目に悪影響が出てしまうと言うことです。

目を洗わないといけない場合、水道水よりはアイボンの方がもちろん安全です。

以下、眼科の権威渡辺先生の説明。

アレルギー性結膜炎の患者で、原因不明のびまん性の点状表層角膜症をみることが多くなり、問診してみると、ほとんどの患者がアイボンを用いて30秒以上の洗眼していました。これについては、1999年の角膜学会で発表しましたが、アイボンに含まれる高濃度の塩化ベンザルコニウムに長時間さらされることが影響していると考えられます。ロートジーフラッシュは、塩化ベンザルコニウムの濃度が薄く、障害はほとんどないようです。アイボンでも、短時間の洗眼では障害は起こしません。また、角膜のムチン層を剥がして涙をはじいている可能性も考えられましたが、実際に涙液スペキュラーで観察するとそのような所見はみられませんでした。従って、アイボンが悪いといっているわけではなく、洗いすぎが障害を作るようです。なお、アイカップを使用するため、眼瞼に付着しているよごれを眼内にいれることも、好ましくないと思います。昔は、眼科医は眼洗い医者と呼ばれていました。抗生物質などよい点眼薬がなかったから、雑菌を洗い流すしかなかったのです。洗眼は短時間でしたし、洗眼したあとに軟膏をいれて眼表面を保護していたので、ドライアイなどの障害はなかったのです。

渡辺眼科 院長 渡辺 潔先生

まとめ

何事もやり過ぎはだめです。

「医薬品は用量、用法を守って正しく使いましょう」と必ず説明書にありますが、ついつい注し過ぎたりしてしまう目薬。

使わないに越したことはありませんが、使用する場合は、くれぐれも用量、用法を守りましょう。

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