悪徳保険勧誘の手口 part1
Category: Blog, 損害保険, 生命保険 ヒホガエ, 乗換契約, 払済保険, 詐欺 | Posted: Last Update:
真実をお届けするファイナンシャルプランナーの廣野です。 我々、保険商品、金融商品を取り扱っている現場のプロフェッショナルは、法律上、金融機関などの誹謗中傷ができません。 なので、会社名などは伏せて、私がFP相談を受ける上で悪質だなぁと思った件をいくつかご紹介します。
真実をお届けするファイナンシャルプランナーの廣野です。
我々、保険商品、金融商品を取り扱っている現場のプロフェッショナルは、法律上、金融機関などの誹謗中傷ができません。
なので、会社名などは伏せて、私がFP相談を受ける上で悪質だなぁと思った件をいくつかご紹介します。
貯蓄型だと言われたはずの終身保険に医療保険の特約がなぜかついている・・・
終身保険に医療保険の特約がなぜかついている保険があります。
この保険に加入している方のほとんどが、医療保険の部分が掛け捨てになっていることを知りません・・・
医療保険の部分が掛け捨てなので、払込終了後の解約返戻金は元本割れします。
みなさん、貯金という感覚でやっていますので、多くの方が聞いてない!と憤慨されます。 付き合いで加入したから任せていてわからない・・訳じゃないのです。金融機関の窓口で加入していて、そうなっているのです。
その金融機関はなぜかいつの間にかアヒルが店頭に住まう様になっています。
特に高齢者に対して悪質な営業をかけており、職員の間でカモになる様な高齢者のことを「ゆるキャラ」「半ボケ」「甘い客」と隠語で呼んでいる。
この金融機関は、犬や猫にでも(架空契約)生命保険をかけてしまうほど無茶苦茶なことをやっていたと武勇伝を聞いたことがあります(真相は不明)
そして、「被保険者変え」という最低な裏技を使っていたことが明らかになりました。
ヒホガエ(被保険者変え)
保険業界では、同一会社内での短期間での乗り換え(保険の掛け替え)は確実にお客様の不利益になるので、契約をし直しても報酬が発生しない様な仕組みになっています。(報酬目的の不当な乗り換えを防ぐ為)
これを突破したのが「被保険者替え」です。こういう奴らのせいで、保険業界のイメージが下がるのは、とても迷惑です。
被保険者替えとはお金のない高齢者をターゲットに使われる手法で特に悪質です。以下図解
最近の保険で保険料の払込中に解約した場合、戻ってくる解約返戻金は元本を必ず割り込みます。
もう、お客様の利益など、どうでもいいのです・・・
普段、お客様に虚偽の説明をしない様に必死で勉強しているFPからしたら、信じられない行為です。
払込中保険の払済
「終身保険の払済」も必ず損します。現在金融庁が立ち入り指導していますが、
某外資系保険会社は、『払済は財テクだ!』くらいの勢いで顧客を洗脳しています。払い済みしたんです!👺とお客様に鼻高々に言われることがありますが、とても複雑な気持ちになりながら、理論的にご説明を繰り返して洗脳を解いています。
払済保険とは、保険料が払えなくなってしまった契約者の為の救済策であって、払済をした瞬間には解約返戻金は元本を大きく割れています。ということは、解約返戻金が100%を超えるまでは「解約できない」わけですから、流動性がないお金になります。
流動性がないということは、資産価値「0」と同じです。使えないのですから・・
損害保険からも一つ驚きの実態を暴露します。
認知機能が低下した高齢者から搾取
相続相談で、通帳30冊、保険証券40枚を持って来られたお客様がいます。よくわからないので整理したいとのことでした。
通帳には7〜800万円ずつ入っていましたので、現役時代は銀行を信用していないマネーリテラシーの高い方なんだなーと感じた一方で、損害保険の証券が一つ二つ、三つ、四つ・・・なんと火災保険を4つかけていたのです・・・
ご相談者の親に当たる方ですが、「まだら認知」の傾向がある様でした。
どこから、どう見てもカモにされています・・・
「加入状況のご案内」なら、毎年くるので、たくさんあってもいいのですが、証券番号の違う保険証券がたくさんあるのです・・・絶句しました。
有名な保険会社の看板を使って、お年寄りを食い物にする。
「なんとか詐欺」なんかよりよっぽど悪質です。
みんながやっているから、有名な保険会社だから、掛け捨てにならないから・・・こんな安い営業トークは考えなくても良いので、考えたくない人にとっては魅力的で安心なものかもしれません・・
みんなが良いと言っているから・・・というのは、本当にいい場合と、誰かが作ったトレンドである可能性があります。
投機的な資産活用ならば、トレンドに乗るのはいいことですが・・・・
悪意があってか、悪気なくか、その様な提案をする金融マンはたくさんいます。
顧客の味方になってくれるファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
相続・老後資金・保険など、金融や市場の全体像が見えていないと失敗します。マニアックな裏技(もちろん合法)のご相談は弊社HPお問い合わせフォームよりhttps://clear-advance.jp/contact
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