五箇條の御誓文

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慶応3年(1867)10月、将軍徳川慶喜は大政を奉還し、12月9日には王政復古の大号令が発せられ、幕藩体制に代わる新政府が成立しました。 しかしながら開国まもない当時の日本の世情は依然混沌としており、国際的にも多くの問題 […]

日本の民主主義の基本と、普遍的な理念

慶応3年(1867)10月、将軍徳川慶喜は大政を奉還し、12月9日には王政復古の大号令が発せられ、幕藩体制に代わる新政府が成立しました。

しかしながら開国まもない当時の日本の世情は依然混沌としており、国際的にも多くの問題を抱えておりました。

慶応4年(明治元年)3月14日、明治天皇は京都御所紫宸殿に公卿・諸侯以下百官を集め、維新の基本方針を天地の神々にお誓いになりました。

この日、天皇みずからが国難の先頭に立って伝統あるこの国を護り、世界各国との親交を深めつつ国を隆昌に導こうとするにあたり、国民への協力を求める告諭(宸翰)が、御誓文とあわせて布告されました。

告諭(こくゆ)とは、つげさとすこと(宸翰(しんかん)とは、天皇直筆の文書のこと

キリスト教の国、イスラム教の国、仏教の国、様々な国の民は自国の宗教や文化や伝統に誇りを持ち愛国心を持っています。

日本は、神道の国、万世一系の天皇が繋いだ、世界一歴史のある国で、日本語を話す勤勉な国民が大勢暮らしている国です。

ひらがな、カタカナ、漢字をほぼ全ての国民が使いこなせる民度の高い国家です。

決して当たり前なことではありません。先人たちが、日本を守ってきてくれたからこそ、今の日本は存在します。

命を掛けて国体を守った祖先が大勢いる国家です。

奴隷を使うことがなかった国家です。

有色人種を白人の支配から解放した国家です。

あの大英帝国と有色人種で同盟を結んだ最初の国です。

その日本国の天皇陛下は世界中の国の民から尊敬を集めています。

これは全て事実です。ねじ曲げられた教育で日本人であることに誇りが持てない人も沢山いますが、我々日本人は多くの国から尊敬されています。

明治維新以降、天皇は支配者として国民にぶら下がったのではなく、天皇自ら国難の先頭に立たれて、国民と協力して新しい日本を築いて行こうとされたのです。

私たちは明治維新の尊い精神を継承し、その心を現代に生かすことが肝要です。

五箇条の御誓文

一、広く会議を興(おこ)し万機(ばんき)公論(こうろん)に決すべし

(広く人材を集めて会議を開き議論を行い、大切なことはすべて公正な意見によって決めましょう。)

一、上下(しょうか)心(こころ)を一にして盛(さかん)に経綸(けいりん)を行ふべし

(身分の上下を問わず、心を一つにして積極的に国を治め整えましょう。)

一、官武一途(かんぶいっと)庶民に至る迄各(おのおの)其(その)志(こころざし)を遂(と)げ人心(じんしん)をして倦(うま)ざらしめん事を要す

(文官や武官はいうまでもなく一般の国民も、それぞれ自分の職責を果たし、各自の志すところを達成できるように、人々に希望を失わせないことが肝要です。)

一、旧来の陋習(ろうしゅう)を破り天地(てんち)の公道(こうどう)に基(もとづ)くべし

(これまでの悪い習慣をすてて、何ごとも普遍的な道理に基づいて行いましょう。)

一、智識を世界に求め大(おおい)に皇基(こうき)を振起(しんき)すべし

(知識を世界に求めて天皇を中心とするうるわしい国柄や伝統を大切にして、大いに国を発展させましょう。)

我国未曾有(みぞう)の変革を為(なさ)んとし

(これより、わが国は未だかつてない大変革を行おうとするにあたり)

朕(ちん)躬(み)を以(もっ)て衆(しゅう)に先(さきん)じ天地(てんち)神明(しんめい)に誓ひ

(私はみずから天地の神々や祖先に誓い)

大(おおい)に斯(この)国是(こくぜ)を定め万民保全(ばんみんほぜん)の道を立(たて)んとす

(重大な決意のもとに国政に関するこの基本方針を定め、国民の生活を安定させる大道を確立しようとしているところです。)

衆(しゅう)亦(また)此(この)旨趣(ししゅ)に基(もとづ)き協(きょう)心(しん)努力(どりょく)せよ

(皆さんもこの趣旨に基づいて心を合わせて努力して下さい。)

明治元年三月十四日

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