尤もらしい情報で都合の良い国民を量産する池上彰さん

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NHK週刊こどもニュース ニュースや社会問題をお父さん・お母さん・3人の子供の5人家族の設定の中で、子供にも理解できるような分かりやすい言葉を使って報道・解説する池上彰さん自身が企画した番組です。 お父さんがスタジオで家 […]

NHK週刊こどもニュース

ニュースや社会問題をお父さん・お母さん・3人の子供の5人家族の設定の中で、子供にも理解できるような分かりやすい言葉を使って報道・解説する池上彰さん自身が企画した番組です。

お父さんがスタジオで家族(出演者)を交えて詳しく解説するものでした。

放送前に子供役の出演者たちに分かってもらえるまで推敲をし、様々な出来事については、模型や図表・国家の金融政策を一般的な家庭の家計簿などに置き換えるなどわかりやすい解説を行っていました。

番組の編集長でもある「お父さん」が主に解説を担当します。初代は平日夕方の『イブニングネットワーク』から異動した池上彰(元NHK記者主幹)が開始以来11年間(1994-2005)担当されていました。

このことから、池上彰さんは、子供から不勉強な大人までわかりやすくニュースを伝える能力にとても長けているのです。

勉強家で博識な池上彰さん

私は池上彰さんから色々なことを学びました。池上さんの本も沢山読みましたし、番組は録画して見ました。

しかし、最近私は池上彰さんに違和感を感じています。

番組での間違った情報の拡散(国の借金問題)

池上さん程の知識人が複式簿記を理解していないはずがありません。

なぜなら、貸借対照表(バランスシート)について池上さんの本で勉強したことがあるからです。

その池上彰さんが、政府が国民からしている借金のことを「国の借金」と呼び、家計と国の財政を同じ性質の物として説明しますが、これは間違っています。

・・・というか、池上さんの書籍の中で、池上さん自身が「国債は政府が国民からする借金」だと書いています。

そして、TV番組で、特別会計に触れることは絶対にありません。

池上彰さんにも大人の事情があるのですね。

池上彰さんの影響力を利用している誰かがいて、真実と少し違うことを解説しなければならない池上さんがそこにいるのです。

麻生財務相「後世の借金増やすのか」発言

1月22日の記者会見で麻生太郎財務相が特別定額給付金の財源は税金ではなく政府の借金(国債)であり、後世の借金を増やすわけにはいかないと言う趣旨の発言をしました。

麻生さんの苦悩

前は本当のことを話していました。正反対のことを一体誰に言わされてるんでしょうか?

本当のことを知っている本人が1番辛いはずです。

圧力に屈せず、国益を追求した過去の親友、中川昭一財務大臣の例がありますから、批判するのも可哀想です。

2012年6月の麻生さんの発言(三橋貴明氏との会談内容文字起こし)

麻生:あそこ(財務省)は単式簿記しかない。台帳しかないんですよ。したがって複式簿記の貸方・借方っていう……そこらの商店街のおかみさんでも知ってる基本的な知識ですよ。

お金を借りてるのは日本じゃありません。借りてるのは政府。必ず反対側には貸してる人がいる。貸してるのは誰かっていうと、これは国民が貸してるんですよ。皆さん方は「私は国債持ってない」なんて言うけど、必ず銀行に預金なり郵便局に貯金してる。そのお金は間違いなく銀行に対する債券です。

銀行にしてみりゃそれは借入金だから債務ですよ。銀行はそのお金を貸すところがないから、国債を買ってるわけでしょ。皆さん方は間違いなく、銀行を通じて政府の「債権者」(になってる)。「債務者」じゃないんだから。

それを、いかにも「債務者だ、日本の借金です」って言われると、また不勉強で帳簿なんて全然わからない政治部の記者が、それを書くわけですよ。

まとめ

そもそも、お金(日本銀行券)は「日銀の借用証書」ですから、日本がお金が沢山ある豊かな国になるには、借金を増やす必要があります。

そんなことは、池上彰さんも麻生さんも当たり前のように知っているのです。

それでも、嘘を言わないといけないのはなぜか?

我々は知識人や権力者、国家や企業でさえも疑いの気持ちを持たないといけません。

我々日本国民は、調和を重んじ、善意がビジネスの世界にも存在していると思い込んでいます。それはいいところでもありますが、危険でもあります。

国民一人一人がしっかりと権力を監視しなければ、まともな政治家も選べず民主主義は崩壊へと向かいます。

 

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