生命保険の買い方で押さえておくこと

Category: 生命保険 | Posted: Last Update:


生命保険の買い方で押さえておきたい保険料の払い方。一括で買う方法と分割で買う方法。払い方によっても掛け金は変わります。それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

保険料の払い方

知っておきたい保険の仕組みに払い方というものがあります。

 

  • 一括で買う方法(一時払い・全期前納払い)
  • 分割で買う方法(定期更新型・全期払い・短期払い)

 

この分割で買う方法がまた曲者です。保障が全く同じ保険でも、払い方によって掛け金が違います。

例:30歳男性が医療保険を選んでいます。
同じ保障内容なのに、なぜか1500円/月、2800円/月、3900円/月、と3つのプランがあります。

あなたは、どれを選びますか?

一番安いプラン

そのプランは○年定期更新型のプランです。例えば、10年定期更新型の場合その掛け金は40歳までの掛け金です。そして10年後そのプランは自動で更新されます。

保険の更新とはどういう事かというと、「保険の期間が終了するので、自動で再加入する」という仕組みです。そして、10年後はこの人は40歳になっているので40歳の掛け金になります。もちろん、年を取って健康リスクが増えているので、掛け金が高くなります。約1.6倍くらいの掛け金になります。

また10年後、50歳になると、また更新して掛け金が約1.6倍になります。さらに10年後60歳になると今度は掛け金はそれまでの約2倍になり70歳で更に約2倍になり80歳で保険が終了する。という仕組みです。メリットは掛け金が安いので、保障を充実させるのに向いています。デメリットは、将来の負担が大きくなり、80歳で保険が終了してしまうことです。

活用する方法としては、60歳までは、払えなくない金額なので、それまでに保険が必要ない位の蓄えを作ってしまう事です。お金が十分にあれば、保険は必要なくなります。60歳で保険を卒業してしまうのもひとつの考え方です。

 

掛け金の推移(10年定期)

  • 30歳:1,500円
  • 40歳:2,400円
  • 50歳:3,840円
  • 60歳:7,680円
  • 70歳:15,360円
  • 80歳:終了

 

真ん中のプラン

そのプランは、終身保障の終身払い(全期払い)です。掛け金は一生高くなりません。保障も一生続きます。支払いも一生続きます。

メリットは、掛け金が一生定額な事です。デメリットは支払いが一生続く事です。払えなくなった瞬間に保険が終わります。

一番高いプラン

そのプランは終身保障の有期払い(短期払い)です。

掛け金は一定です。保障も一生続きます。掛け金の支払いは60歳までです。60歳以降は一円も支払わなくても、保障を受ける事ができます。

メリットは老後の支払いがない事。デメリットは、少し掛け金が高い事です。

払い終わりの期限を後ろにずらせば、掛け金は安くなります。払い終わりの期限を前にずらせば、掛け金は高くなりますがもっと早く払い終わる事が可能です。

活用する方法としては、若いうちに保険を卒業すると言う事です。最短で10年で払い込める保険会社もあるので、さっさと保険を終わらせてしまうのも一つの手です。
10年言うと、子供を作っても10年後は9歳(小学校3年生)ですから、お金がかかる時期に突入する前に、保険が終了しているのは、考え方によってはありです。

 

どのタイプのメリットとデメリットがあります。きちんと理解して保険を使いこなしましょう!

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