変換制度・転換制度
Category: Blog, 生命保険 プロの知識, リビングニーズ, 変換制度, 変換権, 悪魔の仕組み, 転換制度 | Posted: Last Update:
今回は、生命保険のマニアックな制度のご説明をします。 30歳から60歳までの定期保険に加入しているAさん。死亡保険金は1億円 30年更新なので次の保険期間は60歳から90歳ですが、定期保険のほとんどが80歳までしか加入で […]
今回は、生命保険のマニアックな制度のご説明をします。
30歳から60歳までの定期保険に加入しているAさん。死亡保険金は1億円
30年更新なので次の保険期間は60歳から90歳ですが、定期保険のほとんどが80歳までしか加入できないので、更新できません。
だからなんだって話ですが、このAさんが59歳で末期癌が見つかってしまった場合どうなるでしょうか・・・
保険期間満了直前の余命宣告
医師からは、余命は3ヶ月と言われましたが、娘が結婚したばかり、先日妊娠が発覚して、妊娠8周目です。私は孫の顔が見たい。
1日でも長く生きたい。
しかし、闘病には大金がかかるし、60歳で保険は切れてしまう。
早く死んで保険金を残すか、闘病して長く生きて保険金を諦めるか?
一般的知識
リビングニーズ特約
医師から余命6ヶ月以下の宣告をされた場合、死亡保険金の中から最大3000万円を先に使えると言う権利があります。
このリビングニーズ特約を使えば治療費はどうにかなりそうです。しかし、残りの7000万円は諦めることになるかも知れません。でもまあないよりはマシhttps://clear-advance.jp/余命宣告-1810.html (参考ブログ)
プロの知識
変換制度活用&リビングニーズ特約活用
まず、以下の約款の文章をご覧ください。
保険に加入して「2年以上継続」していれば、「保険の効力が終了する日」か「解約した日」から1ヶ月以内であれば、「元々加入していた保険金額と同額」までは、「告知」や「医師の審査」を省略して「末期癌でも」他の個人保険契約に加入できます!と、明記されています。
この制度を「変換制度」と言います。
変換制度の権利を行使する為には、一旦保険を解約します。そして、変換制度を行使して保険期間が長い終身保険に加入し直します。
それから、リビングニーズ特約を発動させるのです。
あなたの保険の担当者はこの知識をお持ちでしょうか?
そもそも、あなたの保険は「変換制度」が使える保険でしょうか?
保険は請求できる権利を買う行為です。
保険会社は、このような手法をアドバイスしてくれません。
保険屋さんでも読まない「約款に書いてある」と言うのです。
保険の担当者が大切だと言う意味がお分かりでしょうか?
転換制度
変換制度と似ている仕組みですが、廣野は「悪魔の仕組み」と呼んでいます。
現在加入している保険を下取りして、新しい保険を作ると言うもの。
しかし、車の下取りと訳が違うのが、何も残らないと言うこと・・・
貯まっていた解約返戻金を丸々掛け捨ての部分に「ぶっこまれ」ます。
この転換制度を活用した多くの人が、その仕組みの意味が分かっていません。
「保険屋さんに任せておいたらそうなっていた」と言うのが、転換制度を活用してしまった人の言い分です。
この制度は、「日本社」と呼ばれる「漢字の名前」の保険会社で横行している詐欺のような手法です。
「漢字の名前」の保険会社に見直しを勧められた場合、転換制度を勝手に使われていないか必ず確認してください。
取り返しが付かなくなります。
保険診断サービス
世の中に存在する保険診断サービスのほとんどは見直し斡旋サービスです。
弊社は、余程の事由がなければ、保険の見直しを勧めない保険代理店です。
保険会社から降りてくる営業ノルマやキャンペーンは全て無視しています。
なぜ、それで成り立っているのか?と言うと、相談料をいただいていますし、事業に掛かる経費を最小限に抑えた経営をしています。それと別の事業収入があるからです。
弊社のサービスメニューはこちらからご覧くださいhttps://clear-advance.jp/course
おまけ
漢字の保険会社=日本社
ひらがなの混じっている保険会社=損保系
カタカナの保険会社=外資系や若い保険会社
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