財政破綻して病人が減る?

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2007年、夕張市は財政破綻し医療崩壊しました。現在、新型コロナウイルス蔓延で医療崩壊が危惧されていますが、新型コロナウイルスが流行って、超過死亡が激減しました。日本経済はボロボロになり、自殺者も増える中、病気で亡くなる人が激減しているのです。

病院で病気がつくられている?

今回取り上げて考えたいのは、北海道夕張市でおきた現象です。

北海道夕張市は平成19年(2007年)に財政破綻しました。

もう13年も前の出来事なので風化してしまっていますが、財政破綻した夕張市では奇妙なことが起きていたのです。

データの引用

この件につきましては、南日本ヘルスリサーチラボの代表(前夕張市立診療所 所長)の森田 洋之氏のレポートが有名です。https://www.shaho.co.jp/shaho/teiki/junpo/j2014/20141101_morita.pdf

尚、この記事のデータは森田氏もレポート作成に利用した政府統計の総合窓口e-Statの「人口動態調査統計」からデータを引用しています。

著名な医師が参照するデータの不正確さ

政府統計データなのに死亡者数総数と、内訳の数がイコールになりません。

死因が癌の場合の総数と、癌の内訳の数もイコールになりません。

死因が脳血管疾患や心疾患の場合もその総数と内訳がイコールになりません。

調べていて愕然としました。人の「死因」です。正確でないと絶対におかしいです。しかし、当たり前のように「総数」と「内訳の総数」がずれているのです。

しかし、あるものから分析するしかないので、分析してみました。

北海道夕張市

元々は炭鉱で栄えた北海道夕張市、広さが763.2 km²あり、東京23区よりも広い土地があります。エネルギー政策の変更で炭鉱は閉山し、仕事がなくなり過疎化が進みました。12万人以上いた人口も減りに減って1万人を切りました。

現在約4500世帯・約7500人の住民がいて、その半数は65歳以上の高齢者で構成されています。

かつて高齢化日本一と言われた夕張市ですが、現在は日本一の座は明け渡し、北海道で一番高齢者の割合が多い市町村として知られています。

医療崩壊

夕張市の財政破綻により、夕張市立総合病院(171床)を閉院して、同じ建物内に夕張市立診療所(19床)と老健夕張(40床)(介護老人保健施設)を設立しました。これにより、夕張市の病床数は171床→19床に激減しました。

大半が高齢者の地域の病床が1/9になってしまったのです。

財政破綻し医療崩壊した夕張市はどのようになったのでしょうか?

以下の表は、破綻前のH19〜H19と、破綻後H20〜H24までの統計まとめたものです。

統計データから読み取れること

過疎化が進み人口が減り、3人に1人だった高齢者が2人に1人になって行きます。

財政破綻後、人口の減少が緩やかですが、H22に、後期高齢者の数は減っていないのに、高齢者の数が大きく減っています。死亡者が全て65歳以上だとすると高齢者が280人転出しています。

死亡者数はほぼ横ばい

3大疾病は減少傾向にありますが、人口が減少しているので、明らかな関係性は認められない。

医療崩壊前は老衰で亡くなる方ほぼいなく、医療崩壊後老衰が増えた。

老衰とは

年齢とともに心身が衰え、自然に死亡することです。

厚生労働省は『死亡診断書記入マニュアル』において、老衰を「高齢者でほかに記載すべき死亡原因のない、いわゆる自然死」と定義しています。

老衰が増えたと言うことは、私は良いことだと思います。

夕張市に起きたこと

夕張市では、病院が少なくなることから、予防に力を入れました。ピロリ菌除去、口腔ケアや肺炎球菌ワクチン摂取など。

ワクチンの効果はわかりませんが、高齢者の口腔ケアは大変効果があります。

高齢者の死因で多い肺炎の原因になる菌は口の中にいます。

夕張市は医療費が削減され、介護費が増加しました。

しかし、医療崩壊後の(医療費+介護費)はそれ以前の医療費よりも少なくなりました。

このことが都合の良い利権を持つ人達が、都合の良い研究結果を発表しています。森田氏もファイザー(米)から研究助成を得てレポートを発表しています。

弊社はなんの利権も関係ありませんから、思っていることを書きます

利権の外の意見

医療崩壊して、重篤な疾患を持っている人が治療の為に転出すれば、医療費や救急車の出動回数が減り医療費が削減されます。(転出者は少ないと思われると、レポートにはありますが、H22年に高齢者280名が減っています)

特に人口の少ない地域での高額な医療費がかかる治療(人工透析・抗がん剤など)は一人でも何千万円もの医療費がかかりますから、一人でも転出するが、死亡すれば医療費の総額は減ります。

病気を作る病院

病院に行くと、何かにつけて病名をつけられ、対処療法の薬を出され、多くの高齢者は薬漬けになっています。人工透析なんかはボロ儲けできますから、悪質な医者は人工透析する程でもない人に人工透析をしてしまいます。

患者を「金儲けの道具」にする医者は少なからず存在します。

高齢になってから病院に通うのは、病気を貰いに行くようなものです。

なるべく関わらないことが賢明です。

病院は、全員が健康になってしまったら「商売上がったり」になるのですから。

医者は公務員にしてしまった方が、病気で苦しむ人は減るでしょう。

日本より平均寿命が短い国に習うのは変ですが、

スウェーデンは過去、現在の日本の全国平均程度の病床が存在していました。

しかし現在では夕張市と同じ程度の病床数になっています。

イギリス ・ アメリカ・ スウェーデンにおける人口 10万人当たりの病床数は200~300程度ですが、日本で最も多い高知県で10万人当たり 2400床もあります

病床を維持する為には患者を受け入れなければなりません・・・・

夕張とスウェーデンの共通点

スウェーデンに病床が多かった頃、寝たきりのお年寄りの方が多くいました。

しかし現在、スウェーデンには寝たきりのお年寄りはほとんどいません。

日本の夕張市も寝たきりのお年寄りの方はほとんどいません。

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