草食動物の栄養バランス
Category: Blog, 健康・栄養, 真相追求 アミノ酸, うさぎ, たんぱく源, プロテイン, 健康・栄養, 草食動物 | Posted: Last Update:
草食動物がどのように成長しているのか?考えたことありますか? ウチのうさぎのブルースくんはこの1年で体の大きさが5倍に成長しました。しかもかなりの筋肉質です。当たり前ですが草と野菜しか食べていません。たんぱく源はどこから?私はうさぎを飼い始めるときに勉強しましたが、理解している人は少ないと思います。
栄養について考えます。
私の家族にうさぎのブルースくんがいるのですが、草しか食べません(笑)
まあ、草食動物ですから、当たり前ですが、とても不思議です。
野菜ばっかり食べてるのに、なんでこんなに筋肉質なんだろう。なんで太るんだろう。なんでこんなに大きくなれたんだろう。
馬なんかは凄い筋肉ですし、牛や豚なんかは凄い脂肪を蓄えています。
草食動物は草を食べていれば生きて行けるのに、人間はなぜバランスの良い食事をしないといけないのか?
しかも、現代人はなぜ1日3食も食べるのか?
なんで?なんで?なんで?なんで?・・子供か!
子供に質問された時、正しく教えてあげたいです。
筋肉を作るのはたんぱく質だってのは広く知られています。
そのタンパク質は、肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品から摂れると知られています。
しかし、草食動物はそれらを食べません。
野菜にはカルシウムが含まれていますから、骨が成長するのはわかりますが、筋肉や脂肪はどこから来るのか?
草食動物のたんぱく源
タンパク質はアミノ酸からできています。
アミノ酸は植物にも含まれています。なので、植物からアミノ酸を摂取して体を作っています。
もう少し厳密に言うと、草食動物の腸管に植物からアミノ酸を合成しながら増殖する微生物がいて、その微生物を栄養として吸収することで、たんぱく質を取り込んでいます。上手くできてますね。
人間も腸内細菌フローラとか言いますが、腸管に微生物がいますよね。
草食動物の脂肪源
草や野菜の食物繊維と呼ばれているセルロースは体内で消化できない炭水化物のことです。
セルロースは、β-グルコース分子が多数繋がった分子。つまりブドウ糖ですね。
草食動物は人間が分解できない食物繊維も分解できるので、そこから糖を摂取します。そしてたくさん糖を摂取すると肝臓を経由して最終的には脂肪になって蓄積されます。→ 糖質の過剰摂取で太るってのはこのメカニズムですね。
草はお肉より消化が難しいので、草食動物の腸管は長いという特徴があります。
うさぎさん
うさぎは腸管で増殖している微生物をそのまま栄養として吸収することができません。
なので、うさぎは「食糞」をします。
うさぎは2種類のウンチをします。多くの人がイメージするのは乾燥したコロコロしたウンチですが、食糞するのは「盲腸便」という柔らかくてちっちゃなブドウの房のようなウンチです。うさぎは肛門から直接うんちを食べますので、盲腸便はあまり見ることがありません。
コロコロうんちは臭くないですが、盲腸便はちょっと臭いので、お口が臭い時は食糞したんだなーってわかります。
うさぎは洗わなくても全く獣臭しませんが、うさぎ小屋はちょっと臭いイメージがあります。あの匂いは、発情したオスの男ウサギ臭とおしっこの匂いが混ざった匂いです。
うさぎのオスはメスがいると年中発情しています。まさにプレイボーイ!
話がそれました。ウサギ愛が溢れてしまってスミマセン・・・
次回は「肉食動物の栄養バランスについて」
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