不都合なモノは埋めてしまえ
Category: Blog, 法改正・規制緩和・規制強化, 真相追求 ダイオキシン, トリチウム, ベトナム戦争, 共産主義, 東京電力, 枯葉剤, 除草剤 | Posted: Last Update:
2011年、中国で高速鉄道の事故を覚えているでしょうか?中国共産党の隠蔽体質がよくわかる事故でした。事故車両と被害者をまとめて埋めてしまうというめちゃくちゃな証拠隠滅を図った事件です。日本においても様々な証拠隠滅は行われていますが、国民が支持する政府を作りたいのなら、基準や法律はフェアであるべきだと思います。
今回は2・4・5T剤の現在と原発処理水の処理について考えます。
2・4・5T剤とは
ベトナム戦争で米軍が対ゲリラ戦で使用した「枯葉剤」はこの2・4・5-トリクロロフェノキシ酢酸(2・4・5-T)と2・4-ジクロロフェノキシ酢酸(2・4-D)を合成したものですが、この合成前の中間剤である2・4・5Tは日本の三井東圧化学(現三井化学)で作られていました。
枯葉剤の生成に日本も協力していたんですね。過去に国会で、国内で使用されていないのに2・4・5-Tを製造しているのが暴露され、林野庁が除草剤として内需を作り、除草剤として使われた時期がありました
しかし、合成過程で生成されるいわゆる「ダイオキシン」がベトナム戦争で問題になった為、その多くが埋没処理されました。
そして、1975年にダイオキシンによる催奇形性等の疑いのため農薬登録は失効しました。
埋没処理?
都合の悪いものは埋めてしまえばいいのかな?しかもこっそり、基準も作らず。
使用済核燃料といい、汚染土といい処分に困るのはわかりますが、きっちりとした基準を作ることと、埋没後の管理について明確に決めないと、企業に対して示しがつかないと思います。
国家権力は特別扱いされるのか?
最近の話題では、福島原発の放射性物質トリチウムを含む処理水を海洋放出を決めましたが、これも政府特権・電力会社特権なのでしょうか?
トリチウム(三重水素)
日本政府の計画では
上記の図のように検討されていますが、仕方がないとは言え、これがまかり通るのでしょうか?
様々な企業がぞれぞれの工場から出る汚染水をしっかりと処理しています。排出の濃度だけでなく総量も守っています。
これを海水で薄めて基準値以下にすればOK!なんてしてしまったら、なんとでもできるようになります。汚染物質処理に莫大な経費をかけている企業は、こぞって工場に海水でを引き込み、汚染物質を国の排出基準の40分に1に薄める施設を作るでしょう。
そうなってしまえば、全ての汚染物質が海水で薄められて海洋放出されるようになります。
メディアが報じない重大な事実
福島原発以外の原子力発電所では、福島で問題になっているものと全く同じ処理水の海洋放出を非公式にしていることを原子力関係者は知っています。
トリチウムの有害性
これは研究者ごとに意見が違うので、どちらが正しいか私にはわかりません。
東電は国民に対して不都合なことは隠蔽してきました。
過去に世界中で2000回を超える核実験や、世界中にあるたくさんの原子力発電所が莫大なトリチウムを放出しているのと、宇宙線と大気との反応により地球全体で年間約72 PBq(7京ベクレル)ほど天然に生成されているの状態下で人類は活動しているので安全かもしれませんが・・・
多分大丈夫だから基準がなくて良い、バレなければ良いという問題ではないと思います。
ダイオキシンは猛毒じゃなかった?
話は戻りますが、史上最悪の猛毒と言われた「ダイオキシン」ですが、実は人間に対しては毒性がなかったことが分かっています。
2001年に東京大学医学部の和田教授が「ダイオキシンはヒトの猛毒で最強の発癌物質か」という論文を発表されていて、この論文の中で、実際にダイオキシンはモルモットなど動物に対する毒性は極めて強いという結果が出ているが、ダイオキシンに高濃度で接した34万人の疫学調査では「ダイオキシンに高濃度で触れていた人と普通の人の間に格別の違いはない」との結果が出ていることも記述されています。
反対が起きそうだから隠す
これは、法治国家にではしてはいけないことだと思います。一般の企業の社長が基準を守らなかったら廃棄物処理法違反で逮捕されます。
結局、国民に不信感を蓄積し政治家なんて、政府なんて、国民の信用を失うことになるのはわかり切っていると思います。
ぜひ誠実に、基準や法律を作って対処していただきたいものです。
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