市場価格調整を知っておこう

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世の中、物の価値は需要と供給で決まります 需要>供給量=「価格(価値)が上がる」 需要<供給量=「価格(価値)は下がる」 不動産、株式、債券、暗号通貨、貴金属、商品、サービス、人件費等、全てにおいて、このルールが当てはまります。 今回は保険・債券の世界での「市場価格調整」というものを簡単にご説明いたします。

世の中、物の価値は需要と供給で決まります

欲しい人が多く、供給量が少なければ「価格(価値)が上がる」
欲しい人が少なく、供給量が多いと「価格(価値)は下がる」

これは世の中の常です。

不動産、株式、債券、暗号通貨、貴金属、商品、サービス、人件費等、全てにおいて、このルールが当てはまります。

今回は保険・債券の世界での「市場価格調整」というものを簡単にご説明いたします。

まず、以下の表をご覧くだささい。


例えば、一時払いの保険に加入するとします。

保険は基本的には「国債や債券」で運用されますので、納めた保険料は債券に変わります。

上記の表では加入した保険の保険料は2%の債券になりました。

これが年月と共に順調に増えていき、解約して現金化したくなったら、どの様なことが起きるかというと、
保険会社は、お客様の保険料で購入してある債券を売って現金(解約返戻金)を作ろうとします。

この時、市場の債券利回りが3%になっていたら、2%の債権は誰が買うでしょうか・・・・
普通に3%の債券を買ったほうがいいので、買い手がいない訳です・・・
では、どうするかというと、値引です。100万円で年間2万円の利息がつく債券を90万円でどうですか?と・・・

お、それなら買います!という人が出てくるかもしれませんね。

逆に、市場の債券利回りが1%になっていた場合、2%の債券はお宝です。
みんなが欲しいので、プレミアがつきます。

102万円で買います!いや、俺は105万円で!!という人が出てくるかもしれませんね。

これが市場価格調整です。

市場の債券利回りが保険加入時より上がっていると、「解約返戻金は少なくなる」
市場の債券利回りが保険加入時より下がっていると、「解約返戻金は多くなる」

この様な商品を選ぶ時は、現在の市場の状況をよく踏まえて検討するといいですね。

市場価格調整が関係してくる保険には「解約控除」という、早期解約のペナルティがあることも多いので、
しっかりと確認する必要があります。

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