人々を操る「恐怖」

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人々はマスメディアを使えば、いとも簡単に操ることができます。人々に行動を起こさせるのに必要な材料は「恐怖」だけです。その恐怖に対する解決策を、印象に残る”簡単な言葉”を”高い地位にいる誰か”がメディアを使って発信すれば、それはとてつもなく大きな影響力を発揮します。

概念の操作

人々の概念を操作する事はとても簡単です。

多くの人に「尤もらしい恐怖」を与え、「その恐怖に対処する方法」を繰り返し伝えるだけでその目的は達成できます。

宗教・政治・医療・健康・金融・保険・教育・美容・・・様々なカテゴリーで人々を動かしているのは「恐怖」です。

ほとんどの企業や団体で、当然のように「人間の恐怖心」を利用してビジネスが成り立っています。

宗教

死後の世界への恐怖、誰も避けることができない恐怖が核

政治

世の中のバランスを保たないと社会が崩壊してしまうという恐怖が核

医療

病気かもしれない、健康を失ってしまうかもしれない、死んでしまうかもしれないという恐怖が核

健康

病気になってしまうかもしれない、長生きできないかもしれない、太ってしまうかもしれないという恐怖が核

金融・保険

資産が無くなってしまうかもしれない、将来資金が不足するかもしれないという恐怖が核

教育

将来安定した職業に着けないかもしれない、他人に遅れをとるかもしれないという恐怖が核

美容

容姿が衰えてしまう、コンプレックスを蔑まれるかもしれないという恐怖が核

かなり乱暴にざっくり恐怖の核を羅列しましたが、どれも人々に共通する恐怖の核に対してアプローチしてきます。

人々の関心事

自分に不幸な状況が降りかかることを人は恐れています。

全ての人に関係のあることなので、多くの人々が恐れています。

不安を解消したいという欲求は必ず生じます。

それは物凄く大きな需要です。

ニード喚起

有能なビジネスマンは人々が気づいていない、もしくは忘れている潜在化した問題点を顕在化させるところからビジネスはスタートします。

この作業を「ニード喚起」といい、隠れている需要を掘り起こす作業です。

需要ができたら、最善の解決策を提案します。

供給する為には、需要が必要です。

全てのニード喚起は、潜在化している問題点を放置した場合、大変な問題になるかもしれないと言う恐怖に気づいてもらう作業です。

問題は意図的に造れる

多くの人々に一斉に情報を届けることができる現代、一斉にニード喚起をすることが可能になりました。

あまりにも簡単に世論操作ができるので、メディアは人々を馬鹿にしだします。

嘘を言ってもそれが真実のようになります。

いくらでも需要が作れるようになり、メディアは腐敗していき、現在の何が真実かわからない、情報が氾濫する世の中が出来上がりました。

見えない力に誘導されない為に

一人が間違った方向に誘導されてもそれは個人の問題ですが、1000万人が誘導されたらそれは大衆心理となり、同調圧力を生みます。

何かおかしいな」と思いながらも、間違った方向に全員で突き進む事態が発生します。

恐怖を利用した常識は「その情報は真実なのか」一人一人が能動的に調べて、自分の意思で「情報を取捨選択」し、他人に強要しないことが大切です。

〇〇警察

〇〇警察なんて、知能が低く、自分で考える能力も他人を尊重する心もないと大声で暴露しているようなものです。恥ずかしいので辞めましょう

おまけ

真実の口

「真実の口」はサンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある観光名所です。

嘘つきが手を入れると抜けなくなる・切り落とされるなどの恐怖の伝説があります。

しかし、それは全て作り話。

名画「ローマの休日」で俳優グレゴリー・ペックがオードリ・ヘップバーンを驚かそうとして、伝説に基づいて手を入れ、アドリブで手を引きずりこまれるシーンを演じたことから世界的に有名になりましたが、真実の口は古代ローマ時代のマンホールの蓋です。

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