接触確認アプリCOCOA
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今回は接触確認アプリCOCOAについて綴ります。 新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定がされた方の濃厚接触者を一網打尽にするアプリですが、詳細を知っている人はあまりいないのではないでしょうか? 有志によるボランティア […]
今回は接触確認アプリCOCOAについて綴ります。
新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定がされた方の濃厚接触者を一網打尽にするアプリですが、詳細を知っている人はあまりいないのではないでしょうか?
有志によるボランティアでの開発
接触確認アプリCOCOAは「米マイクロソフトが受注した」と当初誤った報道がされましたが、正しくは日本マイクロソフト社に所属するエンジニアの廣瀬一海さんがマイクロソフトでの活動とは関係なく個人でボランティアで立ち上げたプロジェクトで構築されたシステムです。
廣瀬一海さんはAzure(アジュール)エンジニアで、「デプロイ王子」の愛称で、さまざまなイベントなどにも登壇する業界の有名人です。
Azureとは、マイクロソフト社のサーバーでオープンで柔軟なクラウド コンピューティング プラットフォームです。
デプロイとは、「配置する」「配備する」「展開する」といった意味の英語の動詞で、 日本語の中では、ソフトウェア開発の工程のうち、開発した機能やサービスを利用できる状態にする作業を指す語として用いられます。
プロジェクト名は「COVID-19 Radar」。日本とシンガポール、香港などを中心に200名以上のエンジニアを中心とした有志が集まりCOCOAの基となるアプリは無償で開発されました。
アプリはマイクロソフトのスマホアプリ開発環境である「Xamarin」(ザマリン)で開発され、サーバーはマイクロソフト社のAzureが使われています。
大プロジェクトを担う責任者が背負うもの
新型コロナウイルスが本当に危険で日本国にとって存亡の危機に陥れるようなウイルスと仮定した場合、接触確認アプリというものは、まさに救世主と思えるような代物ですが、あまりの影響力を持つがゆえ、多くの疑念の的になります。
これは、世の中の常なのですが、疑念の的の当事者になる人は、そんなことを考える馬鹿どもは利用してやればいいと考えるのではなく、模範となる道徳心を持って正義を貫いてもらいたいですが、正義を貫くと多くの場合、不遇の対象となります。
不道徳な人間のアンモラル
利益を追求する権力者は、想定できる最高の利益を求め、自らに不利益を与えるような存在に対して限りなく非道です。
逆らうと容赦なしに見せしめにされます。
突然の大人気芸能人の自殺報道、突然の政治家の死亡報道、強大な権力を前にしては警察ですら無力です。
大プロジェクトの責任者はあることないこと言われて、本当に不憫に思いますが、多くの場合、国家を巻き込むプロジェクトは偶然で発生したりはしません。
使えるものは使い倒す巨大資本
一旦冷静になって、考察してみましょう。
マイクロソフト社のサーバー上でマイクロソフト社のシステムを使って構築されたシステムを、マイクロソフト社は流用できないでしょうか?
誰が誰と接触したかがわかってしまうアプリが存在したら、スマホを作っている会社が秘密裏にシステムを埋め込むことは難しいことでしょうか?
日本で起きたこと
結論から申し上げると、COCOAは全く機能していません。
そして、不具合の原因も把握できず、責任の所存がどこにあるのかもわかっていません。
そもそも、厚労省には専門知識を持つ職員もおらず、業者に丸投げするしかありません。そして、丸投げした業者がその後ちゃんと仕事をしているかチェックできる人もいません。
COCOA開発受注業者が事業費94%を再委託
国が絡んだ案件は大体こうなりますが、元請け業者があって、「1次」下請け会社があって、「2次」孫(まご)請け、「3次」曽孫(ひまご)請け、「4次」玄孫(やしゃご)請け、「5次」来孫(らいそん)請け、「6次」昆孫(こんそん)請け、「7次」仍孫(じょうそん)請け、「8次」雲孫(うんそん)請けとなって行きます。
COCOAに関しては、厚生労働省はCOVID-19 Rader JAPANが開発したコードを、ベンダー企業のパーソルプロセス&テクノロジーという会社に維持・調整を委託したのですが、、https://www.persol-pt.co.jp/about/outline/
パーソルP&Tは2194万円を中抜きして、以下の3社に再委託します。
日本マイクロソフトhttps://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp
エムティーアイhttps://www.mti.co.jp/
フィクサーhttps://www.fixer.co.jp/ja-jp/
日本マイクロソフトには8416万円、エムティーアイには1億9093万円、フィクサーには9333万円でそれぞれ業務の一部が委託されました。
そして、エムティーアイは以下の2社に再々委託をしています。
イーガーディアンhttps://www.e-guardian.co.jp/
ディザイアードhttps://www.desired.co.jp/cp/cp.html
イーガーディアンに3788万円、ディザイアードに405万円
そもそもCOCOAの基礎を作ったのは、マイクロソフト社の廣瀬さんなのですが、有志で立ち上げたものを会社に取り上げられてしまったような感じなのでしょうか・・・
開発者は無償で開発しているのに、なんだか違和感を感じます。
再委託比率原則2分の1未満
厚生労働省は再委託比率が50%を超えることを原則として禁止しています。しかし、今回のCOCOAでは94%という「中抜き業者か!?」というレベルの再委託比率です。これを認めた田村厚労相は「それぞれの得意分野がありチームで対応していただくため」と説明しましたが、これまで紹介した企業は、1社では出来上がっているコンテンツを維持管理していく能力もないということでしょうか?
ワタシは、何にもわかっていない人が取ってつけた釈明にしか聞こえません。
受託企業と厚労省の間の癒着が疑われても仕方ありませんが、
パーソルP&Tは「HER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)」を開発していたので、追加でCOCOAの発注を請けたという流れです。考察するに、どこに依頼すれば良いか分からないから、パーソルに丸投げしたというところでしょう。
そして、COCOAが全く機能していないのに、お咎めなし。
ちなみにパーソルP&Tはその名の通りパーソルグループの子会社です。
天下り先巨大人材派遣会社
パーソルグループhttps://www.persol-group.co.jp/index.html
パソナグループhttps://www.pasonagroup.co.jp/
2大人材派遣会社は特に大きな力を持っています。
パーソルの篠原 欣子氏は総資産11億ドルと言われ、パソナは言わずと知れた竹中平蔵氏。
天下り人を受け入れる大企業は仕事をちゃんとしなくてもお金はもらいっぱなしで良いようです。
もしかして、出来レース?
次回「コモンパス」についてまとめます。
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