30日(1ヶ月)入院すると、実際に医療費はどのくらい掛かるか?

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実際に医療費はどのくらい掛かるか? 病気や怪我で入院した場合に入院費用・手術費用・通院費用・薬代など、いろいろな費用がかかりますが、 保険が適用される治療や投薬には通常の3割負担の先に高額療養費制度があり、月に掛かる医療 […]

実際に医療費はどのくらい掛かるか?

病気や怪我で入院した場合に入院費用・手術費用・通院費用・薬代など、いろいろな費用がかかりますが、
保険が適用される治療や投薬には通常の3割負担の先に高額療養費制度があり、月に掛かる医療費の上限があります。

高額療養費制度・・(その月内に掛る医療費自己負担額の上限)

8月1日に入院して8月30日に退院した場合 (30日入院・手術あり)

8月分(80100円+(総医療費(10割負担額)−267000円)×1%)
総医療費が100万円だとすると、87470円が実際に負担する金額です。

8月17日に入院して9月15日に退院した場合(30日入院・手術あり)

8月分(80100円+(総医療費(10割負担額)−267000円)×1%)+
9月分(80100円+(総医療費(10割負担額)−267000円)×1%)
8月50万・9月50万で総医療費が100万円に場合82430円×2ヶ月=164860円

月を跨いで入院すると、同じ30日の入院でも、医療費は約2倍になってしまいます。
入院には緊急入院と計画入院がありますが、緊急の場合は仕方ありませんが、計画入院の時は、月内に退院できるようにすると、
医療費負担が少なく済みます。

厚生労働省保健局【高額療養費を利用される皆様へ】

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000161153.pdf

入院時食事療養制度

病院ではしっかり3食、食事が出ます。
毎食外食のようなものです・・・栄養バランスのとれた900円の定食を90食も食べたら81000円もしますが、
健康保険の食事療養制度で、一食460円になります。(H30年4月〜)

(H28年3月までは260円でしたが、現在360円で徐々に負担が増えて来ています。
H30年4月以降30日間で掛かる食事代は41400円です。

他にかかる費用は、リネン代やテレビカード等の雑費ですね。これが3万円位だとすると

30日(1ヶ月)入院して自己負担になる金額は、

(高額療養費制度適用後自己負担額+食事療養制度適用後食事代+雑費)= 約15万円になります。

なので、15万円÷30日=5000円という計算で、入院1日5000円という医療保険が多く販売されています。

よって、医療保険は5000円のプランが必要最低限の保障の目安として、CMなどで宣伝されています。

保険適用の医療を受ける場合は、がんの治療だろうが、標準報酬月額が28万〜50万(年収324万〜618万円)の方は、この範囲に収まるので、医療保険は5000円のプランで十分です。

保険はとてもシンプルで、保障を2倍にすると、掛金も約2倍になります。(若干の割引はあります)
なので、使うか使わないかわからない医療保険は、最低限をカバーして、手をつけない貯蓄を増やすことをおすすめします。

しかし、入院することで著しく収入が減る職業の方は入院日額を上乗せして、収入の補填を考えることも大切です。

所得の高い人は、自己負担額も高額になりますので、入院日額を上乗せするか、最低限の保険に加入して、より多くの手を付けない貯蓄を作ることをおすすめします。

次回は、この範囲に納まらない、費用について説明します。

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