日本を破壊する偽りの借金問題

内部から破壊される日本企業現在、新型コロナの影響で多くの国民が所得を失い、ギリギリのところにいます。逆に運よくトレンドに乗れたグループもいて、格差が生まれています。現在のコロナ下で新しい生活様式なるものに世界は変わろ […]

内部から破壊される日本企業

現在、新型コロナの影響で多くの国民が所得を失い、ギリギリのところにいます。逆に運よくトレンドに乗れたグループもいて、格差が生まれています。

現在のコロナ下で新しい生活様式なるものに世界は変わろうとしていますが、これが意味するところは「伝統や文化の破壊」です。

多くの企業は生き残りをかけて人材をカットしていますが、折角育てた人材の流出しか招きません。　欧米の様に使えない人材から肩を叩けばまだいいのですが、従業員の給与一律ダウンなんて愚策は、優秀な人材を追い出すだけになります。

私の周りの優秀な人達は外資企業への転職を検討している人ばかりです。

人は財産です。優秀な日本人を報酬の高い外資に根こそぎ取られてしまってもいいのでしょうか？

もし、「コロナウイルスなんて恐るるに足りないウイルスだった」と判明した場合、優秀な人材が流出してしまっている日本企業は立て直すのはとても困難です。

なぜなら、優秀じゃないと言ってしまうと失礼ですが、あえて言うと「優秀じゃない人材が後に入ってくる人材を教育する」からです。

さらに「優秀じゃない人材が優秀な人が抜けた穴で幅を利かす」からです。

これは非常に厄介です。あっという間に組織が腐ります。

ここの死守は私が人材育成をするときに一番気をつけるところです。

組織は常に優秀な人材が牽引しています。優秀な人に憧れた新人社員はその人を手本にして育ちます。そんな職場には人材が集まってくるので、求人広告など必要ありません。

部下に憧れられる上司を育てることが「チームビルディング」において一番重要なのです

現在、減給したいろいろな会社の行末が見えてきましたね・・・

さて、所得を大きく失ってしまって、困っている人を政府は助けません。

自助努力が足りなかったんだから自業自得だと言う人もいると思いますが、コツコツお金を貯めて、借金して、やっと飲食店を出した人、

新卒で就職したのに内定取り消された人、アルバイト、パートのシフトを大幅カットされた人、とてもたくさんいます。

日本には国の借金があって、財政難だから・・・配るお金がない。税金を上げることになってしまう。などと言っていますが、これは嘘です。

わかる様に手順を追って説明します。

年間GDPとは、以下の３つの見方ができます。

１年間の間に生み出されたモノやサービスの付加価値の総額（生産面）

付加価値を生み出すための賃金や固定資本の消耗の分配総額（分配面）

分配されたお金で消費者が消費、企業の資本形成になる総額（支出面）

生産→分配→支出→生産→分配→支出→生産・・・この様に循環しています。

そしてそれぞれの総額は同じになる様になっています。

このことを三面等価の原則と言います。

ってことは、どうやって経済成長するんでしょうか？

なるほど、アメリカと中国がすごい成長していますね！

日本はずっと横ばい。

あれ？どうしたらGDPって増えていくんでしょうか？

アメリカは世界一の貿易赤字（6,164億ドル2019年）だから、貿易して他国からぶんどる？って訳でもなさそうです。

答えを言ってしまうと、国（政府）や企業や個人が借金をすると資産は生まれます。

信用創造（通貨発行権）とも言いますが、新たに借金をしてお金を生み出すことで、GDPの総額が大きくなって行きます。

借金を増やすことが、国家のGDPを増やし国民を豊にする方法であると言うことは、逆に税金を増やし借金を返すことは、国民や企業から資産を取り上げることになり国家は貧しくなっていきます。

アメリカや中国は政府が大きな支出（借金）をして経済を回しているので、GDPが増え続けています。

このことは経済学では当たり前のことですが、なぜか日本と言う国は大胆な財政出動ができず、税金ばかり上がっていきますね。

貯蓄好きな日本人に100兆円配ろうが、インフレなんかしません。一人当たり100万円にもならないので、日本国民だったら貯金して終わりです。

とにかく、一部の企業や国外にお金を流すのをやめて、マスク作るのもいいけど、国内で作るとか日本人の雇用が生まれる仕組みを充実させて、国力を保たないと、衰退まっしぐらになります。