中国の臓器狩り

中国共産党が人権侵害の限りを尽くしていることは、今時まったく知らない人はいないと思いますが、臓器移植に関わる現実について触れます。

米国との比較

米国には優れた臓器移植システムが存在します。およそ1億２０００万人がドナー登録をしています。

日本の人口と同じくらいのアメリカ人がドナー登録しているのですが、例えば「肝臓」移植を受けたい場合、平均して2年間の待機時間が必要です。

一方中国ではドナー登録者は３０万人程度しかいないのにも関わらず、１週間〜２週間で臓器を見つけることができます。

しかも、「30歳以下の気功修練者の肝臓が良い！」とか選べる始末です。

普通に想像力を膨らませて考えて見てください。

肝臓は人体には一つしかありません。

つまり、事故で肝臓を損傷せずに亡くなった人、脳死状態になった人のどちらかからしか提供されません。

ワタシは、保険外交員です。医療のデータとよく向き合っていますが、少なくとも日本ではそんなに大勢の方がそのような亡くなり方はしません。例え、事故が多い中国であっても有り得る数字ではありません。

と言うことは、これ以外の倫理的に問題のある選択肢が存在していると言うことに他なりません。

つまり、健康で生きている人間からの摘出です。

当たり前ですが、肝臓を摘出されたら生きていけません。

つまり、大量殺人が行われていると言うことです。

ウイグル人人権侵害

2016年には、15歳から60歳のすべてのウイグル人が血液を採取され、その後DNAの検査が行われました。名目は健康診断ですが、中国政府が高額な費用をかけてウイグル人の健康を促進するわけがありません。

彼らの狙いは、臓器の適合性を判断するためにウイグル人のデータベースを作成することです

ウイグル人の良質な臓器

中国は共産党の幹部や親族、富裕層の臓器移植手術のため、ウイグル人から臓器を摘出します。

外国人向けの臓器売買ビジネスも行っています。

世界各国に臓器を求める「レシピエント」がいますが、中国ほど「良質な臓器」を短期間で用意できる国はありません。

とくに臓器移植を望む中東のイスラム教徒は、『ハラールオーガン』（豚肉を食べず飲酒をしない人の臓器）と呼ばれるウイグル人の臓器を好み、通常の3倍の価格で取引するといいます。

日本人の臓器移植ツアー

中国の臓器提供は国を上げてのビッグビジネスです。

臓器の提供相手は中国人富裕層のみならず、日本も含め、世界中の富裕層に向けても大きくPRされています。

外国人患者向けの臓器移植の斡旋（売買）サイトが多数存在していて、肝臓＝1000万円～、腎臓＝600万円～、心臓＝1300万円～、角膜＝300万円～などと臓器別の値段を明示し「若くて新鮮な臓器が、早ければ数週間以内に見つかる」などとアピールされています。

◯◯ちゃんを助けたい！

日本でも、アメリカでの心臓移植には、2億9,500万円（医療費、渡航費、事務局費用等含む）という莫大なお金が必要であり、とても一般個人で負担できるような金額ではありません。ぜひこの子を救うためにご寄付を！！！といった募金活動が以前はもっと沢山あったと思いますが、最近あまり目にしなくなりました。

心臓移植の莫大な費用の中身

移植手術の費用が高額なのは、「割り込み費用」　です。

もっと言うと、他のレシピエントを犠牲にして、対象の子に優先して臓器移植をする為の費用です。

その費用の大半は「臓器ブローカー」と「医師」のポケットに入ります。

ワタシも親ですから、自分の子供を救いたい気持ちは痛いほどわかりますが、自分の子供を救う為に、他人の子供を犠牲にする為の費用を募ると言うのはちょっと疑問視しています。

割安すぎる中国の臓器移植

アメリカでは臓器提供者はドナー登録している、亡くなった人や脳死状態の人からしか手配できませんから、提供を受けるまでに何年もの待機時間を要します。

なので、「割り込み料」が高額なのです。

しかし中国は、まるで家畜のように人間を管理して、中には生きたまま臓器の摘出をするケースもあるくらいですから、大変おぞましいですが需要に応える供給力を持っています。

なので、世界中の臓器提供希望者が臓器移植をする為に中国に渡航します。

これを、医療ツーリズム、又は「臓器移植ツアー」と言いますが、移植を受ける人は本当のことを知った上で行くのでしょうか？