糖質制限をすると耐糖能異常になるか?
Category: Blog, 健康・栄養, 真相追求 1日1食, 1日2食, 1日3食, 1日4食, インスリン, 糖尿病, 耐糖能異常, 血糖値 | Posted: Last Update:
血糖値のコントロールで太る 食事をすると血糖値が上がります、そして急激に上がった血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。 インスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きがあります。 血糖値が緩やかに […]
血糖値のコントロールで太る
食事をすると血糖値が上がります、そして急激に上がった血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンには血中の糖分を脂肪に換えて体にため込む働きがあります。
血糖値が緩やかに上昇するのであれば問題ありませんが、急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌されるため、脂肪をため込みやすくなります。
血糖値の急激な変動は、眠くなったり、気持ちがイライラしたりするなど、精神を不安定にすることがあります。
イライラすれば脳はさらに糖を欲するという、心身の悪循環を招いています。
1日何食が太らないか?
1日1食
ワタシも体を動かす仕事をしない日は1日1食の生活を続けてきました。コンサルティングをしたり、勉強をしたりするのに、朝食や昼食を食べてしまうと眠くなってしまうので、全ての仕事が終わって、夜食べるというルーチンでした。
1日1食は、体を動かして働く場合には、エネルギー不足になってしまいますので、あまりおすすめはできません。
ダイエットの観点から見ると、夜にドカ食いをして、健康によくなさそうですが、血糖値の上昇が、1日1回しか起きず、あとは安定しているので、太りにくいと言えます。
1日2食
昔の人は1日2食が普通でした。質素な食事を朝と夕、食べていました。昔の人は、現代人のように夜遅く食事を摂ったりしません。基本的に、早寝早起です。食事を作るのも一仕事です。とても健康的な食生活ですよね!
ちなみにご飯の糖質は「でんぷん」なので急激な血糖値の上昇は起きません。
でんぷんは、だ液に含まれているアミラーゼという消化酵素によって、麦芽糖(ばくがとう)に分解されます。アミラーゼは、すい臓から出されるすい液にも含まれていて、だ液で麦芽糖になりきれなかったでんぷんは、十二指腸ですい液とからまって、ここで完全に麦芽糖になります。
麦芽糖が小腸にたどりつくと、小腸から出ているマルターゼという消化酵素によって、ブドウ糖に分解されます。ブドウ糖になってようやく、体に吸収できるようになるのです。
昔は、朝食でオレンジジュースやカルピスなどは飲みませんから、急激な血糖値の上昇はなかったと考えられます。
1日3食
飽食の現代、1日3食、朝、昼、晩とバランスよく食べましょう!と言われていますが、ワタシは生産性が上がり、動かなくなった多くの現代人にとっては食べ過ぎではないか?と感じています。
朝、しっかり食べて、果糖たっぷりのフルーツジュースで喉を潤す、血糖値が急上昇し、だるい中お昼まで頑張って空腹になり、お昼はマックでビッグマックセットをコーラで、また血糖値が急上昇して眠い午後を忙しく過ごし、遅めの夜ご飯までお腹を空かす。そして、お腹ぺこぺこで晩御飯をドカ食いし、血糖値がまた急上昇・・・
実際に、1日3回血糖値の急上昇が起きる環境です。血糖値が一日中暴れていますから、太りやすくなり、眠くなったり、イライラしたり、甘いものが食べたくなったり、精神不安定になったり・・・
現代病の多くは、血糖値の乱高下が原因だと言えます。
1日4食以上
1日4食以上のこまめに食事を摂るタイプ。これは、摂取するものにも左右されますが、食事自体カロリーを消費する行為なので1日の内に体の代謝が上がる回数が増え、栄養がこまめに補給されるとわかると、脳が体内の栄養を消費してよいと判断し脂肪を蓄えなくなります。
1日5食は糖尿病患者向けの食事法にも使われ、空腹から急激な満腹状態になることがないため、血糖値の上昇が緩やかになるという利点があります。
耐糖能異常
耐糖能異常とは、糖尿病スレスレの症状ですが、膵臓のインスリン分泌量が少なくなった場合や、インスリンの働きが悪くなり血中の糖の量が増加し高血糖状態になった場合に起きます。
糖質制限反対派は、糖質制限をすることによって、耐糖能の調整機能が失われ、糖尿病になるとか「とんでも論」を出してきますが、糖質制限をしている人に突然、糖質を与えたら、そりゃ体はびっくりしてすぐに対応できません。
すぐにケト代謝に切り替わらないようなものです。
糖質制限をすることによって、耐糖能異常になると言う人はその一瞬を切り取っているのです。
脂質制限
そもそも、脂質制限は砂糖利権が砂糖を消費させるためにできた健康法です。
糖質は様々な利権と繋がっています。食品会社、製薬会社、医療機関、保険会社、その昔、アメリカで砂糖が健康を害する(キレやすくなったり、太りやすくなったり、虫歯になったり、様々な病気になったり)ことが分かって、FDAは砂糖を規制するか検討しましたが、なぜか急に砂糖は健康に良いと大PRを始め、世界中の人が砂糖中毒に犯されることになりました。
その偽りのPRの先に、現在の大企業ができているのです。
大企業は、専門家に金を払い、自分たちに都合の良い研究結果を出すように命じるでしょう。
そして、多くの専門家がそれに応えてしまっているのは、今のTVを見ればすぐわかると思います。
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