ユダヤ人の生き抜く力

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教えを守り、生き抜く 最初はエジプトの奴隷として耐え忍んでいたユダヤ人 歴史を振り返ると、次から次に危機に直面しますが、対処をするたびに浮いた存在になって行きます。 ユダヤ教の信徒達は時の権力者に信仰の場であった神殿をも […]

教えを守り、生き抜く

最初はエジプトの奴隷として耐え忍んでいたユダヤ人

歴史を振り返ると、次から次に危機に直面しますが、対処をするたびに浮いた存在になって行きます。

ユダヤ教の信徒達は時の権力者に信仰の場であった神殿をも破壊されてしまいましたが、祈りを捧げる場所がなくても信仰が続けられるように、神との契約を「戒律」という明確な形にして守って行きました。

ローマ帝国後のヨーロッパ各国はキリスト教を信仰するようになっていきます。

なので、キリスト教の「仇」であるユダヤ教徒達はどこに行っても恨まれ、差別されました。

その結果、他に溶け込むこともなく、ユダヤ人は一層身内同士で結束して、ユダヤの教えを子供に伝え続けました。

ユダヤ教は、ただ神を信じるだけではなく、神から与えられた「正典」を正しく理解して守ることが大切だとされています。

ユダヤ教のこの教育は、日本のしつけ教育に似ています。

ユダヤ教では、「ラビ」と呼ばれる宗教指導者のもと集団で、「トーラ(律法)」「タルムード(口伝律法)」などを学びます。

その結果、他の宗教以上に「強い絆」「高い教育水準」を得ることができました。

多くのヨーロッパの国がキリスト教を国教とし、信者であることが、国の一員である前提となっていた時代にユダヤ教は完全に「異端」とされてしまいました。

そんなユダヤ人は職業を自由に選択することすらできなくなってしまいます。

彼らは生きて行くために、人から嫌われようがどんな仕事でもなにふり構わずにやりました。

卑しい職業・ユダヤ人の天職

キリスト教の教えでは、「儲ける」という行為自体を嫌います。

なので当時、商人は「卑しい職業」とされていました。

人から利子をとって貸す行為を「罪悪視」された時代です。

と言っても、商業や金融業は無学ではできません

ほとんどの人が、文字の読み書きや計算ができないこの時代に、高い教育水準を持っていたユダヤ人は自分たちの能力を活かし商業や金融業のブルーオーシャンを開拓しました。

商業や、金融業は国の経済を発展させるためにはとても重要な役割があります。

ユダヤ人達は、ヨーロッパの経済を支える存在になっていきますが、同時にますます妬まれ、一層嫌われていきます。

ユダヤ人=金の亡者というイメージも広がり定着しました。

しかし、彼らの「能力」と「財力」に目をつけ、ユダヤ人を保護し利用する国も現れてきます。

宮廷ユダヤ人

神聖ローマ帝国では、1577年にハプスブルク家の皇帝ルドルフ2世は、ユダヤ人の財務能力が有益だと考え、ユダヤ人に特権を与える勅許状を出しました。彼は大商人マルクス・マイゼルを最初の宮廷ユダヤ人として迎え入れています。

ルドルフ2世

ハプスブルグ家が政略結婚で領土獲得をしていったのは有名ですが、その裏には宮廷ユダヤ人の働きがあります。

その後、資本主義社会が発展してくると金融業はより大きな力を持つようになっていきます。

世界中に散らばっていたユダヤ人達は、それを活かした商売のネットワークがあり、ユダヤの金融能力はどんどんと大きな影響力を持つようになっていきます。

しかし、世界中のユダヤ人達が連携してどんどん大きな力を獲得して行くので、「ユダヤ人達が何か企んでいるのではないか?」「彼らが社会を裏から操っているのでは?」というような噂が立っていきます。

これが、「ユダヤ陰謀論」として、現在でもまことしやかに囁かれています。

ユダヤ陰謀論

ユダヤ人は約2000年間の間も散り散りだったユダヤ人は一枚岩ではありません。

価値観や利害関係もバラバラです。

なので、ユダヤ人が裏で一蓮托生に繋がって、同じ陰謀論を企てているというユダヤ陰謀論には無理があります。

ユダヤ人も個人の利益ありきの協力関係で繋がっています。

この文明社会では、先行者利益というものは後ろに続くもの全てが抗えないような力があります。

先頭に立ってルールを作り、文明社会を支配して牽引して行ったのが、ユダヤ人です。

そして、最も大きな力を手に入れた、ユダヤ人の成功者の代表例が、国際金融資本と呼ばれているロスチャイルド家などです。

国際金融資本

彼らは、お金になることはなんでも利用します。

戦争でさえも、財を成す為の手段として利用しました。

そして、その財力を利用して裏から政治に介入して、さらに利益をあげていきます。

一部のユダヤ人は、このマネーゲームで世界を支配できるだけの財力と権力を持ちました。

この一部のユダヤ人の裏の力が強過ぎるために、ユダヤ人全体が陰謀に加担しているように語られますが、多くのユダヤ人は普通の良い人達です。

中国人全体が「中国人」、韓国人全体が「韓国人」、日本人全体が「日本人」などとして揶揄されるのと同じです。一部の人間の風評被害です。

ユダヤ陰謀論とは、ユダヤ人の中の各個人や、各コミュニティ規模の「陰謀」です。

問題は、その力が強大すぎるということでしょう。

各国政府であっても、その強大な力に太刀打ちすることはできません。

つづく

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