チームビルディング

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弊社が人材育成のコンサルをする場合に使う手法を具体的にシェアします。 この仕組みが確立できれば、組織長は安心して任せることができる組織を作ることができます。 上司やベテランが勘違いしてふんぞり返っている既存の組織、そういうのも簡単にぶっ壊せます!

「スタッフの気づく力」を高め理想の能動的に成長する組織を作る。

用意するもの

*大きな掲示ボード(全員が目にする場所)

*気づいたことを書き込める葉書大の紙

*その紙を回収する箱

STEP1:仲間の良い所に気づく習慣を作る

①このスキームをスタートするにあたって、スタッフ全員に、用紙とボードと回収箱を設置したから、仲間のいいところを気づいたら記入して回収ボックスに入れてくださいと告知をします。

②慣れるまでは、なかなか気づけなかったりするので、こちらから期待しているスタッフに、「あのスタッフのココがいいから、書いてあげて!」と、最初は、気づかせるのではなくて教えてあげればOK!

③回収した、用紙にチームリーダーがコメントします。

ポイントⅠ「褒められた素敵なスタッフをさらに褒める

ポイントⅡ「そのことに気づけたスタッフに対しても気づけたことを褒める

④その評価の詰まった紙を大きなボードに掲示する。

※※これを、弊社は最強の壁面評価と呼んでいます。そんな紙、盛り上がるまで誰も見ません(笑)評価された人を除いては・・・評価がみんなの見えるところにずっと残っている!これは、かなりモチベーションをくすぐります。

評価のない組織は何ともつまらない組織です。評価をしてくれない上司、そんな上司に誰も興味がありません。人は、自分の存在意義、居場所、評価を求める生き物です。

指示をしたのに、実施報告をさせない「評価ができない人」には指示を出す権限を与えてはいけません。

指示は、評価ができるように考えて出さなければなりません。

そして、指示をしたら仕事ぶりを観察しなければ評価できません。

指示をしたら、完了報告をさせ、必ず評価をします。具体的にその仕事が良かったのかダメだったのかを評価して、次に活かすアドバイスをしましょう!指示をしたら100%評価をしてくれる上司は好かれます。部下は奴隷ではありません。育てれば果てしなく生産性の上がる仲間です。徹底的に評価すれば、徹底的に指導しても大丈夫!最強のチームができます!

STEP2:リーダーを作る

⑤次第にボードに話題が集まる様になっていきます。そうすると、ひと際熱心に取り組んでくれるスタッフが現れます。そのスタッフをその取り組みのリーダー(チームリーダー)に任命して、仲間を評価してもらいましょう!(仕事の能力が連動するように調整は必要です)
人は、評価する方が心理的にも上の立場になります。
評価をしっかりする人が尊敬され、できない人が馬鹿にされる光景は、皆さん見たことがあると思います。

⑥この段階で組織のピラミッドが一段積み上がりました!後は、全く同じ手順で自分の組織をコントロールできる段数に調整するだけです。

STEP3:スタッフの提言で組織を改善する

⑦つぎに、組織や設備の問題点や、アイデアを気づいてもらいます。

⑧設備の問題点は即座に改善、もしくは改善スケジュールをリアクションします。ポイントは、即座に対応することです。

気づきを受けた、翌日にその気づきが採用されていたり、そのことに対する回答があったら、スタッフは自分の意見で組織に影響力を発揮できていると感じ、モチベーションは最大になります。自分の意見を発言できるようになり、組織を愛する様になります。

最終的に、トップの仕事は評価するだけになってきます。自由な時間が多くなれば、より組織を観察でき評価できるようになります。
相互研鑽できるモチベーションの高いスタッフが揃うと、求人をかけなくても質の高いスタッフが集まってきます。これが理想的な引き寄せ効果です。
トップは、評価の仕組みに乱れがないかチェックをしたら、あまりある時間を損益計算書を向き合ってもよし、休憩室でコミニケーションを取るもよし!

ちなみにワタシは、飲食店にいたので、毎日ガラス掃除してました。ガラスの透明度は超重要!運気がアップします!店長はいつもガラス掃除してるおじさん!

ガラス掃除おじさんの狙い

常にスタッフを観察しています。

お客様と一番手前でコミニケーションを取っています。

クレームが起きる前に処理をしています。

不良客の排除をしています。

お客様の期待を超えるサービスを提供する起点を作ってます。

商圏の動きを観察しています。

率先して掃除すると、上司の評価やデベロッパーからの評価も高くなります。

(職場が最高の状態で回っていないと逆効果ですが…)

常に綺麗な状態だと、スタッフやお客様もお店を綺麗に使ってくれます。

常に綺麗な状態だと、スタッフは汚れに敏感になります。

気付く力を活用したチームビルディング

このノウハウは、どんな業種にも当てはまります。中間管理職なら、上司を上手に使って、部下を評価すると、部下も喜び、部下の評価も上がり、回り巡って、自分の評価が上がります。
必ず、素敵な組織ができて、仕事が楽しくなることを保障します!従業員が育つ育つ!必ず実績がついてきます。

組織とは

スタッフは元々はお客様です。大切にしましょう。

お客様はその組織が良いなぁ!と思ってスタッフになります。

スタッフは自分のようなファンをもっと作る為に仕事を頑張ります。

スタッフには家族と友達がいます。そのスタッフが楽しげに組織のことを語れば、応援者は無限に増えます。お客様は実は身近にたくさんいるのです。

優秀なスタッフとは、飛び抜けて仕事ができることではなく、個々の能力の範囲で全力で頑張れるスタッフです。全力でやっている人にクレームをつけることはできません。(相手に伝わるパフォーマンスが大事。全力のつもりはだめ)

全力でやってるスタッフを守るのが、先輩や組織長の仕事です。

先に入ったから偉いとか、組織長だから偉いとかではありません。

それぞれに、それぞれの役割があり、その全体から滲み出る空気感をお客様は評価します。

人事を尽くして天命を待つ

従業員が活き活き働ける環境ができれば、あとは、お客様が評価します。

そんな時、立地は関係なくなり、ファンで溢れる組織ができることでしょう。

「ことの成る成らぬは天に任し、自分はひとえにその日その日の務めを全うすれば足る」  新渡戸 稲造

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